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ビジョン2023/01/25

株式会社アイレックス2023年を迎えて ~新しい強い自分の創造~

ごあいさつ

みなさん、明けましておめでとうございます。
2022年が終わり、新たに2023年がスタートするという環境の変化を利用して、気持ちを新たにいろんなことに「I・Do・Mu」きっかけにして欲しいと思います。

昨年を振り返って

昨年を振り返れば、引き続き新型コロナウイルスが猛威を振るい、その累計罹患者数も年初に500万人を超えたと思えば年末にはあっという間に3000万人に達し、気象異常や大きな地震も頻発、電力逼迫で注意報が発令されたり、円安や消費者物価高騰が続いたりと、私たちの生活に大きな打撃を与えるニュースが多かったかと思います。
そんな中でも実質GDPが560兆円とコロナ前の水準に回復してきたことで、日本経済復活の兆しも見え始めています。
また、アメリカや欧州のインフレ、ウクライナ情勢の深刻化、中国経済のゼロコロナ政策による下振れ、原油高騰、半導体不足が日本の景気にも影響を与えるなど、改めて世界規模でのサプライチェーンを意識させられた一年でもありました。

一方当社に目を向ければ、売上高と営業利益は計画ならびに昨年を大きく上回り、過去に例を見ない程好調であったこと、特に営業利益率が11%超の2ケタに届いていることは、社員のみなさんの活躍によるものであり、生産性向上の活動には深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
この貢献に対しては、可能な限り雇用の安定と賃金アップという形で還元出来るよう、今後も改善していきたいと思います。

今年に向けて

さて、今年の市場予測に関しては、エネルギーや食料品などの物価高騰も資源価格がピークアウトしつつあるほか、今年も引き続きの値上げによる買い控えの不安はあるものの、元の生活に戻したいという浮揚力が働き、リベンジ消費といった個人消費による内需拡大が期待できるかと思います。
また日銀による金融緩和や、水際対策の大幅緩和を受け、インバウンド消費の回復も本格化を見込めると思われます。
ただし楽観視できることはまだまだ少なく、ウィズコロナ・アフターコロナ時代での新たな試練の方がまだまだ多いのも事実です。

そんな逆風の中にこそビジネスチャンスも多くあります。
私たちはITサービスプロバイダとして、デジタルと絡めることで新たな変革、DXをもたらすことが出来る立場にあります。
また環境/社会/ガバナンス (ESG) に対する期待や規制の影響を受けながらも、持続可能な社会を創造し続けなければなりません。
常に未来の世代を念頭に置きながら、その効果と環境へのインパクトを相殺し、「サステナビリティ・バイ・デフォルト」を目指しながら、社員一人ひとりの強みを発揮し、持続可能なテクノロジを提供していきたいと思います。

2023年は60年に一度巡ってくる十干十二支(じっかんじゅうにし)で言うと「癸卯(みずのと・う)」となり、これは「今までの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍する年」にあたるそうです。
そこで今年も、理念として掲げる「I・Do・Mu」そして、ビジョンとして掲げる「同じ100 歩を進むのなら、一人で 100 歩を進むのではなく、 100 人が 1 歩進む組織」によって、みなさんの思い描く夢の実現のため、そして社会全体の貢献・発展のため「主体性」を発揮し、人とITをCo-evolution(共進化)させていきましょう。

今年のキーワード

「主体性」を促進するために、昨年は「ビジネスハピネス」「レジリエンス」「リスキリング」「Beyond」の4つのキーワードを掲げました。
株式会社アイレックス新年を迎えて~未来に向けた4つのキーワード~

これらは昨年だけで終わる刹那的なものではありませんので、今年も継続して意識していただければと思います。
今年はそれらのキーワードに、さらに新たな2つのキーワードを付け加えたいと思います。

1番目のキーワードは「ブランディング」

1つ目のキーワードは、「ブランディング」です。
ただ「ブランディング」と言ってしまうとこれまでも使われており新鮮味に欠けると思いますが、コロナ禍を境に、ブランディングの本質が大きく変化していますので、すこし補足させて頂きます。

差別化を図り価値を上げるために行うのがブランディングの基本ですが、今後、私たちが生き残っていくためには、価値を提供するだけでは十分ではないということです。
なぜその価値が必要なのかということが理解され、それが認知される必要があります。
それが価値から付加価値となり、「社会的価値の向上」に繋がり、認知されることで価格競争から脱却し、利益をもたらすことが出来るようになります。
これはかつてのやり方、もっと頑張ればでは解決できません。つまり、少子化、労働人口の減少により、労働集約型は終焉を迎え、企業経営や業務自体を上手に進める方程式が変わっている事を理解する必要があります。

ここでブランドとは何かをおさらいしましょう。
ブランドはなにも高級品やメーカー品だけではありません。商品やサービスに対する信頼、それがブランドです。
またブランディングするのは、TCSグループでありアイレックスという会社であり、そして何より「みなさん自身」(をブランディング)です。
つまり、社員のみなさんが信頼されることでアイレックスの知名度が上がり、アイレックスというブランドによってみなさんが信頼を得ることができるということです。

それぞれの強みを生かしたビジネスの重要性を十分に理解し、アイレックス、つまりみなさんが「強み」を持つことで価値が生み出され、一人ひとりの価値向上、つまり強みをさらに強固なものにすることによって付加価値が付けられる。
そのブランディングは会社のためではなく、きっとみなさんの働きがいと誇りに繋がる事と思います。
みなさん個人の「強み」を明確にし、自分の価値のため常にリスキリングしながら、付加価値によってみなさん自身が唯一無二のブランドになって欲しいと思います。


2番目のキーワードは「マインド・スタンス」

2つ目のキーワードは、「マインド・スタンス」です。
実は1つ目のキーワード、さらに「リスキリング」や「レジリエンス」とも深く関連しますが、経済産業省のデジタルスキル標準としてまとめられた資料には、「社会変化の中で新たな価値を生み出すために必要な意識・姿勢・行動」と示されています。

私はこれとは別に「マインド・スタンス」とは「自分に対する誇り」であるとも解釈しています。
もともとは仕事力を左右する要素の根底と言われていた言葉でもあり、スキルやナレッジ、アウトプットの下支えとなる要素です。つまり「自分に対する誇り」を持ち続けられるかどうかが、仕事力を大きく左右すると言えるのです。

仕事というのは、いつも順調とは限りません。
時には大きなトラブルに見舞われたり、つらい状況になったりすることは、みなさんも一度は経験されていると思います。
そんな時に「なぜ自分だけがこんな目にあうんだ」と考え悩み、自己肯定感が下がり、やる気がなくなるといった悪循環に陥ってしまいがちです。
「自分に対する誇りを持つ」とは、「自分だからこの難局を乗り越えられる」と自分を信じ、前向きにとらえ、心を強く持って、前に進むということです。
よって「マインド・スタンス」が持てるかどうかで、仕事力が大きく変わってくるのです。

さらに先ほどの経済産業省の資料では、規範化・習慣化すべき意識として、次の7つのマインドが挙げられていますので、ここで少しだけご紹介します。

①変化への適応
社会や産業の変化、あるいはDXに伴う組織、仕事の進め方等の変化に適応していくためには、会社が提供する研修等を受けるだけではなく、能動的に新たな知識を得るために行動する必要がある、つまり「リスキリング」の重要性です。
また、変化に適応して業務を遂行したり判断したりするためには、これまでの社会人経験の中で身につけた知識・スキルや、培ってきた経験則が古くなっていないかを振り返る必要がある、ということです。

②コラボレーション
価値創造のためには、様々な専門性を持った人と社内・社外問わずに協働することが重要ということです。
自分の専門性と他者の専門性をコラボすることで、シナジー効果によってこれまでにない新たなものを生み出すことができます。
ここでは多様性を尊重する、ということが重要になります。

③顧客・ユーザーへの共感
困りごとやニーズは、今現在必要とされていることだけでなく、「こうなればいいのに」といったその先の夢・理想なども含めて、ニーズ・課題を捉えることが求められます。
顧客・ユーザーの立場から思い、考えるためにも、共感することが必要ということです。

④常識にとらわれない発想
顧客・ユーザーのニーズや課題に対応するためのアイデアを、既存の概念・価値観にとらわれずに考える自由な発想が必要です。
そのため従来の物事の進め方を見直し、より良い進め方がないかなど、従来のやり方を基盤として改善するだけではなく、従来とはまったく異なるやり方も検討してく、ということです。
そのためこれまで、どのような理由・経緯でこのようなやり方をとっていたのか、自問自答する姿勢を持つことで、やり方を変えてもよいところ、変えるべきところを発見することができます。

⑤反復的なアプローチ
新しい取組みや従来とは異なるやり方は成功した前例という保証がないため、失敗を許容できる範囲の小さいサイクルで行い、顧客・ユーザーのフィードバックを得て反復的に改善してく、ということです。
また、たとえ失敗してもその都度軌道修正し、学びを得ることができればそれ自体が「成果」であると認識することも重要です。

⑥柔軟な意思決定
既存の価値観に基づく判断が難しい状況においても、価値創造に向けて必要であれば、臨機応変に意思決定を行う、ということです。
つまり新しいやり方は、前例に沿って判断することが出来ないため、そのような場面で、「成功するか分からないから実施しない」という判断をしてしまうと、前例にない事柄にはいつまでも取り組めず、前例を作ることが出来なくなってしまいます。

⑦事実に基づく判断
勘や経験のみではなく、客観的な事実やデータに基づいて、物事を見たり、判断したりすることです。
人は自身の勘や経験、あるいはステレオタイプに基づいて判断をしてしまいがちですが、世の中が目まぐるしく変化する中では、勘・経験に基づく判断が必ずしも正しいとは限りません。
そのため、勘・経験のみを頼りにするのではなく、客観的な事実やデータに基づいて物事を見たり、判断したりする必要がある、ということです。

7つのマインドは以上ですが、過去の成功事例に囚われず先を見ることは難しいことです。
しかし自分や他者の成功したやり方を真似れば成功するという考えは、新たなニーズに対応できません。
これまで商品を購入する際、機能、デザイン、価格、利便性などが主な購入理由になっていたと思います。
しかし最近のヨーロッパでは、「エシカル消費」、つまり人権や地球環境に配慮されたものであること、逆に自然を破壊する材料や、劣悪な労働環境で作られたものは買わないという、倫理的な消費行動が広がっています。
そうしたニーズにも配慮しながら商品を提供していく必要があります。
これまでの成功の方程式に囚われることなく、目まぐるしく変化する時代での判断を、新たな、かつ柔軟な「マインド・スタンス」によって行えるようにしてください。

新たな時代にむけて

さて、キーワードに関してはここまでですが、これからの新しい時代に向けて、是非、「自分たちで新しい時代を造るんだ」という気概を持って臨んで欲しいと思います。
つまりこれまで通り「同じ仕事がしたい」と思うより、自分たちが変わる、アップデートするという意識で、より大きな仕事、より社会に貢献できる仕事、世界を変える仕事、そして歴史に残る仕事にチャレンジして欲しいと思います。
そして一人ひとりが存在感を示すことが出来る様、強みを明確にしながら自分を「ブランディング」し、これからの大きな変化の中で新たな価値を生み出すために必要な意識・姿勢・行動「マインド・スタンス」によって、自らイノベーションを起して欲しいと思います。

最後に

アイレックスは2020年度の種まきとしたソーイングシーズンから始まり、続く2021年度は成長の年としてグロースシーズン、現在の2022年度は結果を出す年、つまり刈り取る意味を込めてハーベストシーズンと名付けて活動しています。
残り3か月もこのままの勢いで、きちんと刈り取って成果を確実なものにしていきましょう。

以上、社員のみなさんや、ご家族のみなさん、このブログを読んで下さっているみなさんが、健康で充実した一年を過ごせることを心から願い、私の年頭の挨拶とさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年も一緒に2023年という年を楽しいことでいっぱいにしましょう!

 


2023年1月吉日
株式会社アイレックス
代表取締役社長 野川 浩道

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