ARX CHALLENGERS BLOG技術者ブログ

2022/10/12

IPAの実証実験(基本情報処理)に参加しました

はじめに

こんにちは。
株式会社アイレックス 品質管理部のCです。

かねてから、話題になっていました基本情報処理試験(FE)のインターネットによる実証試験に参加してみました。
参加しての体験談を感想交えて書いてみましたのでご一読いただければ幸いです。

実証実験の背景について

2022/4/25に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)からのプレスリリースがあり、2023年度から、FEと情報セキュリティマネジメント試験(SG)を通年化することが発表されました。
これにより、今までの日程では春と秋の2回しか受験できなかったものが、何度でも受験できるようになります。
また、試験時間の短縮化、今までの午後問題をコンパクト化し、プログラミング言語も疑似言語に統一化することも発表されています。

試験方式についてどのようになるかの発表はありませんでしたが、今までのCBT(Computer Based Testing)方式を踏襲するものと想定していました。
今回、来年度から始まる新方式の実証実験を行うことにより、IBT方式(Internet Based Testing)を導入し、自宅から試験が受けられるようにすることを本格的に検討していることがわかりました。
是非、実証実験を成功させて、自宅での受検の道を開いて欲しいところです。

試験は、IBT方式(Internet Based Testing)とCBT(Computer Based Testing)の比較ということで両方式のどちらかを選択可能でしたが、私は、今回から新たに実施されるIBT方式を選択しました。

申し込みについて(受検方法)

申し込みは、Webからの申し込みとなっていました。
IBT方式の申し込みが早々に締め切られてしまいました。
ほぼ即日くらいだったのではないかと思います。

実際に受験してみてわかったのですが、本人確認や、環境確認のために試験担当者が個別に確認をするため、試験官側の負担が半端なく大きいです。
試験時間を少しずつずらして五月雨で確認していくことによりある程度の人数は対応できると思いますが、限度がありますよね。

出題形式について

科目A(従来の午前試験相当) 90分(60問)
科目B(従来の午後試験に相当) 100分(20問)

です。休憩時間は最大10分。
今までは、午前 150分(80問)、午後 150分(11問中5問選択)だったので、だいぶ時間も短縮されました。

午前は問題数も減りましたが、午後は増えています。
ひとつひとつの問題が小ぶりになっており、解きやすくなっていたためと思われます。

接続は、試験開始時間の45分前~15分までに「受験する」ボタンを押して接続します。
びっくりしたのが、試験時間にまだなってないけど、「じゃあ、はじめてください」と言われ、試験を開始できたことです。
一斉に始める試験しか経験したことがないので面喰いましたが、この方が合理的ですね。
休憩時間も「最大10分」となっているので、準備が出来たら、科目Bの試験が始めることができます。

IBT試験の実施環境について

試験官と対話をしながら、身分証明書(今回は運転免許証)をカメラに映して確認してもらい、その後、周辺環境を手鏡で映して不正がないことを確認(なんかすごい原始的な気が・・・)しました。
環境は以下の環境が推奨されています(引用元)。

環境自体は、Windows10や11が普通に使えてネット回線も安定していれば問題ないです。
動作確認チェックを行うページも用意されているので事前にチェックすることが可能となっていました。

ただ、午後のノートパソコンに外部モニタを接続して受験しようとしていたのですが、なんとマルチモニタはNGとのこと。
再接続する羽目になりました(老眼でノートパソコンの画面見ながら試験受けるのは厳しいのですが・・・)。
受験者規約は隅々まで読みましょうね!

そういえば、科目Bの試験の開始ボタンをぽちっと押したら「ネットワークエラー」になりました。
うちの回線かな?とも思ったのですが、おそらくサーバ側かと思われます。
この辺りは、本番では改善が期待されるところですね。

試験内容について

残念ながら、試験内容についての感想は、一切書くことが出来ません(下記公式ページから引用)ので控えさせていただきます。

〔同意事項に違反する開示(漏洩)の例〕
・キャッシュメモリをテーマとする問題が出題された。
・IPアドレスの問題について、間違えてしまった。
・●年度春期の午前の問●の出題が参考になった。

あ、一点だけ。電卓使用禁止、メモ紙などで筆算するのも禁止です。
試験画面上でメモ帳として使える部分があるので、計算するときは、そこに途中経過などをメモしながら計算しますが、これはなかなかに苦労しました。
Web上での試験なんだから、電卓くらいつけておいて欲しいですね。

試験結果について

試験結果は、正答数だけ表示されます。


どの問題で間違えたのか?正解は何だったのか?は一切公開されません。
本当は間違えたところの復習をしたいところだと思うのですが、試験の性質上それは叶わないようです。

尚、合格発表はなく、その場で正解数だけ示されました。ちなみに私は

科目A     60問中40問正解
科目B  20問中14問正解

といった結果でした。
第二種情報処理試験に合格したのが30年以上前なのでどうなることかと思いましたが、なんとか合格圏内に入れたでしょうか?(笑)
結果表示は、後から申し込みの際に作成したマイページからも参照することが可能です。

科目Bは20問もあるとは思いませんでした。
言語知識は不要(問題見ればだいたいわかります)なので、かなりとっつきやすいですが、それなりの難易度はありますので、今までと同程度の対策はしておいた方がよさそうですね。
今までの言語問題が解けるレベルになっていれば回答できると思いますので、今までの午後問題の過去問を実際に解いていくのが最大の科目B対策になるのではないかと思います。

これから、基本情報試験に臨もうと思っている方に少しでもお役に立てたなら幸いです。頑張って下さい。

 

 

 

品質管理部 C

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