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キャリアパス2023/11/09

~茄子たけのこさんのE資格 合格体験記~

広島支店 茄子たけのこさんにE資格の合格体験記を書いていただきました!

はじめに

 E資格とはJDLAが主催するAI資格検定であり、同じくJDLAが主催するG検定の上位資格になります。G検定がITパスポートと基本情報の間のような資格(基礎知識を問う)であるのに対し、E資格は応用情報と上位資格の間のような資格(実装を含めた応用の知識を問う)です。G検定と異なりJDLAが認可している講座を受講し修了していることが受験条件となるため、受験するためのハードルは高く、講座の受講料も最低でも8万円弱~ということもあり受験者の数は多くありません。ただし、講座でしっかり勉強するため、難関資格ですが、合格者割合は7割と高いです。

勉強方法

 E資格は平均100時間~200時間の勉強時間が掛ると言われています。講座内容にもよりますが、私が受講したAI研究所の講座では、深層学習基礎知識(G検定レベルの知識)、プログラミング知識(主にPython)と数学知識(主に応用数学)が元からあれば機械学習と深層学習に限定した講座は三日間で24時間です。私は、数学知識に不安があったので、数学知識の講座(2時間30分)を受けました。深層学習基礎知識(3時間)も深層学習についてまとめられていたので、こちらも受けました。

講座は一回見ただけでは分からないので、二回以上見ることをお勧めします。また、この講座の良いところは動画による講座のため、倍速ができることです。一回目は通常の速度でしっかり見るのが良いですが、二回目はある程度把握できているので1.5倍速から2倍速で見ました。元々、わかりやすいようにゆっくり説明されているので2倍速でも普通に話しているか少し早いレベルの速さです。これで大体40時間くらいになります。時間がある人は、受験前の1-2週間で見直しの意味で3回目を見るのも良いかもしれません。

講座のテキストには模擬問題、例題があるので受験前はこちらを100%正答できるくらい解いていきます。また、黒本(徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版 (徹底攻略シリーズ))も解きます。シラバスが改訂されており、出題されない問題も入っているので、シラバスを確認しながら、選別して解きます。解説は熟読することをお勧めします。模擬問題に関連する内容で、そちらが問題として出る可能性もあるからです。

なお、シラバスですが、2024年8月の試験から再改定されます。機械学習と深層学習の基礎アルゴリズムに特化するようです。

ネットに上がっている合格体験記を見ると「ゼロつく」シリーズ(ゼロから作る Deep Learning)で実際にアルゴリズムを組んでみて理解を深めるのも効果が高いようです。実際の試験でも、来年の改定でもここが重要になってくると思われるので、試してみるのも良いと思います。私は、受験時には間に合いませんでしたが、一通りやってみようと思っています。(※興味がある人が多くいれば、定期的に「ゼロつく」で動かしてみるオンライン会議を開催できればと思っています。)

長々と説明しましたが、私がE資格にかけた時間は

 講座:40時間 模擬テスト:30時間弱

です。平均100時間以上と言われていますが、業務をこなしながらだとまとまった時間は土日になるので、私は大体70時間くらいでした。4月から受講を開始しましたが、業務が忙しく本格的に取り組んだのは6月からです。6月で一回目の講座を修了し、7月は二回目の講座と模擬問題、8月は黒本を解くようにしました。

70時間という平均より短い時間で合格できたのは、業務でAIを扱っており、まさにE資格で行う「機械学習・深層学習の一通りの流れ」を業務で実際に実装していたのが大きいと思います。これは個人差があると思いますが、私は講座や本を見るより、実際に動かした方が、理解が早いです。実際に動かして、本当に本の通りのことになるのが分かるのと、失敗したときも、なぜ失敗したのかを考えることで理解が深まります。そういう意味でも、「ゼロつく」で実際に動かしてみるのが合格への近道だといえます。

受験について

試験時間は120分、100問弱で選択式のCBT試験です。G検定と異なるのは試験会場で受験する必要があり、色々な制約があります。(持ち込みはハンカチや眼鏡拭きですら禁止です。)試験会場が決まるのにはタイミングがあるようで、6月時点で予約しようとしたところ、広島の会場がなく困っていましたが、人数が増えたからか会場の確保に時間が掛るのか、2週間後に予約するときには広島の会場が表示されて、普通にいつでも予約可能な状態でした。(E資格は金土日の三日間の開催です。受験日と開始時間は空いていれば好きな時間を指定できます。)

問題を漏らさないという誓約書記入や写真撮影があり、所持品はすべてロッカーに入れて、持ち込めるのは貸し出されるホワイトボードとペン2本です。ネットの合格体験記でもよく言われていますが、速乾性すぎてペンの蓋を外したまま数分経ったら、インクが出なくなります。シラバスを見れば分かりますが、計算が必要なカテゴリはかなり減っています。使わないときはペンの蓋は閉めるか、書けなくなっても呼び出しボタンで試験官の方に依頼すれば追加はもらえるので、慌てる必要はありません。

1問に1分かけられますが、G検定と同様に時間のかかる問題と即答できる問題があるので、出来るだけ即答できる問題を増やして、時間のかかる問題に時間を使えるようにすると良いです。G検定でもそうでしたが、120分は意外とあっという間です。時間配分を身に着けるために、模擬問題で実際に120分掛けて解いて、感覚を身に付けると良いです。

さいごに

 シラバスが何度か改定されたこともあり、黒本や模擬問題を解くだけでは足りないところもあり、個人的には合格には厳しいと思っていましたが、無事一発合格できました。安定して合格を目指すのであれば、黒本や模擬問題は100%解けるくらいやり込んだ上で、「ゼロつく」や最新の機械学習、深層学習の知識を深めるのが合格への近道です。

難関資格ですが、講座を受けるだけでも機械学習、深層学習の仕組みや実装方法が理解できるのでAIを仕事にする場合に有用です。AIを仕事に活かしたい方は一度受講してみることをお勧めします。

広島支店 茄子たけのこ

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